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ニュースリリース : ハイテックROMリタードコントロールVr発売開始。

株式会社パワーハウス・アミューズは、ホンダS2000 AP1 100、110、120、130型用ハイテック ROMの新機能として、点火時期のリタードコントロール幅及び燃料補正幅を、エンジン仕様に合わせて変更可能なモデルを設定。F20Cのメカチューン時の問題点であった過度な補正率をこの事により適正化。本来可能となるエンジン 出力の実現と、高い耐久性確保を、純正CP制御のクオリティーそのままに発揮させる事に成功。 2005年10月1日よりその発売を開始いたします。

エンジンチューンの成果がダイレクトに現れない。
そんな相談がリタードコントロールVr開発の始まりでした。

ハイテックROM

S2000に搭載されるF20Cの楽しみ方は様々で、近年ではオーバーホール時期を迎える車両も多く、その作業と同時に2.2L(2.3L)化やカム交換等、NAエンジンの魅力を膨らませるチューニング内容の車が多く製作されるようになりました。 しかしそれらの作業をしたオーナー達の感想の中には、思ったほどの変化ではないという感覚を抱く方も多く、ここ2〜3年は、これらのオーナー達からの相談が数多く寄せられる様になりました。

アミューズでも、2.2(2.3L)仕様の製作やカム交換の依頼は多く、それらの作業と同時にコンピューターセッティングを、現車にて厳密に行って来ています。その結果として解っている事実に、2.2(2.3L)化は勿論、カム交換や精密O/H時のオーバーサイズピストン組み込み等をした場合、ブロック振動の変化が原因と考えられる、点火時期のリタード(遅角)制御が入る車両が数多く確認されています。

ノックリタード技術の構築こそ、市販スポーツカーへの高出力エンジン投入を実現させた優れた制御技術です。

そもそもリタード制御とは、燃焼室内で起こる異常燃焼(ノッキング)を、点火時期を遅らせるという直接的手段で防ぐ方法を言います。

プロテクトの掛け方は大別して2つあり、水温や吸気温度をパラメーターとした、ノッキング予想温度をあらかじめ設定し、それを超えた度合に対しての遅角量を入力しておく方法と、エンジンブロックにノッキングその物を感知するセンサーを備え、温度変化等の予想される環境変化以外で発生するノッキング(ガソリンオクタン価の不足や燃圧低下。経年変化によるピストンヘッドや燃焼室に付着するカーボンの蓄積etc・・・)を実際に検知した時だけリタードさせる方法が一般的です。

前者は比較的簡単な制御方法で、フルコンやサブコンなどにもその機能はありますが、ノックセンサーを使っての、実際のノッキング検知による点火時期制御は、莫大な開発費を投じて作られている純正CPならではの優れた特徴です。 しかし、この制御もノックセンサーがノッキングとして感知する情報はあくまでブロック振動の変化であり、排気量アップに伴う、ストローク変化は勿論、カムシャフト交換によるリフト量変更やピストンクリアランスの取り方次第ではブロック振動に変化が起こり、それをノッキングと判定してしまう事が知られています。

制御に詳しい方はもうお気づきと思いますが、実際にはノッキングを起こしているわけではないにもかかわらず、ノッキング判定による大幅なリタード(遅角)制御がノーマルCPのままでは起こってしまい、結果としてはエンジン出力を上げるはずのチューニングが、逆にエンジン出力を落してしまう(マイナス15度のリタード幅で30PS以上の出力が失われる)結果となってしまう事例を多く確認しています。

高性能なターボエンジンに使われていた制御技術は、高圧縮NAの制御ロジックをも実は塗り替えています。

近年市販ターボ車両がその最高出力を競うが為に、ターボのブース圧をノーマル状態ですら1.4〜1.5Kという高ブースト圧に設定。F20Cに関しても市販状態で11.7という昔では考えられなかった高圧縮比が採用できた部分に関し、CP制御による点火時期のリタードコントロール技術をすぐに想像する方は少ないと思います。これは、市販エンジンとしては必ず想定していなければならない、かなりの劣悪条件(様々なガソリン品質への対応や、水温、油温等への配慮のない無謀な扱い)下においてでも、けっしてピストンの棚落(俗に言うエンジンブロー)をまねかなくする為の大きな仕掛けの一つです。ピストンや燃焼室周りの冷却技術の向上も勿論ありますが、アルミの融点が高くなるわけではありません。高ブースト化や、NAエンジンにおける高圧縮比化を実現している進歩の大きな部分には、純正CPの制御技術発展がかなりの部分を占めているのです。しかし、この制御技術はあくまで市販状態のエンジンに対し作りこまれたプログラム。アフターマーケットのいたずらにも対応したこのプログラムが故に、S2000のチューニングでは遠回りされている方も多く、チューニングライフにおけるユーザー間車両の実馬力には、大きな隔たりが存在しているのも事実です。

アミューズでは、排気量UPや精密O/H等のメカチューンによって引き起こされる純正コンピューターの問題点を、そのプログラム変更にて解決。本当のノッキング時にはエンジン本体を確実に保護出来る純正コンピューターだけが持つ優れた機能はそのままに、ストリートにおけるNAチューニングのパフォーマンスを100%発揮させる事に成功。リタードコントロールVrという名称にてその販売を開始いたします。

  ◇ハイテックROM リタードコントロールVr






 

タイムアタック専用CP。ハイテックROM-RS

今回、レース用コンピューターなどで行われるノックリタード機能を解除したタイムアタック専用モデルも同時に発売。吸気温度センサー値60℃以下、水温値90℃以下の管理が出来ることを前提に、ノックセンサー、吸気温センサー、水温センサーからの情報によるノックリタード制御を解除。エンジン保護機能を犠牲にする代わりに、不必要な補正によるエンジン出力の低下を防ぎ、タイムアタック時のエンジン出力をフルに引き出す事を可能とします。 尚このモデルはレース用CPと同じく、水温や油温管理、又ガソリン品質に問題があった場合には、エンジン本体にダメージを与える可能性が考えられますが。エアコン使用は勿論、触媒装着車両への対応やVTECポイント変更、REV設定等、ハイテックROMと同様のパワーアップと設定値オーダーが可能です。

 ◇ハイテックROM RS (レーシングスペシャル)



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